核家族化や遠隔地への移住が当たり前になった現代では、家族が離れ離れになって、仏壇を置かなくなりましたので、一族の祖先のことを思い出すよすがもなくなりました。
けれども、仏壇に手を合わせ、壁に掛かった肖像画を目にして、先祖の苦労に思いを馳せ、お墓を大事に守り伝えるという親の日常の習慣が、子供たちに与える影響には大きなものがあります。
家の中に飾られた肖像画は自然に身内のことを考えさせ、家族に感謝する気持ちが生まれます。
旧家では掲載写真のように、和室にモノクロームの写真や肖像画が飾られていますが、洋間にもマッチする様に明るい背景に描かれた美しい色彩の肖像画は、お部屋の雰囲気を楽しく柔らかにします。
大切な写真を本格的な肖像画にして美しく額装すれば、50年100年と歴代のご家族みんなで楽しめます。
肖像画技法で最も普及している『油絵』に加えて、東洋古来の伝統画法である『水墨画』と、西洋の古典技法『卵黄テンペラ画』という、稀少な「肖像画」を専門にしています。
2003年から2004年にかけてパリの街頭などで、フランス・イタリア・ドイツ・モロッコ・アルジェリア・アメリカ・ブラジルなど18の国々の男女の肖像画を水墨に描きました。
■油煙墨と楮(こうぞ)紙を用いた水墨肖像画
油煙墨は菜種油を燃やして集めた煤(すす)に、動物の皮を煮詰めて得られる膠のりを練り込んで作ります。この東洋独自のインクは驚くべき堅牢さを発揮します。桧材に墨で書かれた表札が、長年月の風雨にさらされ木肌が摩滅してもなお、名前が浮き彫りのように残ったものです。
墨の歴史は4千年に近く、中国、殷・周の出土品には液状の墨が使われています。秦の時代に棒状の固形墨となりました。当初は松を原料とする松煙墨でした。
北宋の時代、水墨画が発展し、より深い漆黒の墨色が求められた結果、油煙墨が発明されました。日本へは松煙墨が飛鳥時代に、油煙墨は鎌倉時代に伝わっています。
紙は紀元前2世紀頃に発明され、日本では飛鳥から奈良時代にかけて麻紙、楮紙、雁皮紙が作られるようになりました。楮はクワ科の灌木で各地に自生します。その樹皮の繊維にトロロアオイの粘液を混ぜて、日本独自の流し漉き製法により楮紙は作られます。
出来上がったそのままの和紙は生紙と呼ばれ、これは書道紙のようににじみます。これににじみ止めのためのドウサ(膠液+明礬)を引いたものを熟紙といいます。俵屋宗達ら琳派の絵師が熟紙を用いてたらし込みという技法で見事な水墨画を残しています。
■2003年秋、楮紙にドウサ引きし、さらに土性顔料で地塗りしたものを数百枚準備した私は、単身フランスに向かいました。それは武者修行の出稼ぎ旅でした。
パリの街頭でイーゼルを広げ、持参した硯で墨を磨ります。当地では洋紙にコンテで描くデッサン画が普通ですので、水墨画を描いているのは私だけでした。
落款には、中国人作家に彫ってもらった印と、上海西冷印社製の印泥を用います。
この落款というサインは絵に赤いアクセントを添えます。けれども、これを拒否するお客様もいてメキシコ人の男性に「印は読めないのでアルファベットでサインしてくれ」と言われたこともありました。
■日本人は誰でも墨と紙に親しんでいるものですが、水墨画作品を見かけることは少なくなりました。墨で肖像画を描く画家も多くはありません。
一方で、聖徳太子(作者不詳)、源頼朝(藤原隆信作)、足利義政(土佐光信作)、足利義尚(狩野正信作)、連歌師宗祇・細川澄元(狩野元信作)、武田信玄(長谷川等伯作)、織田信長(狩野永徳作)などの肖像画は今も大切にされています。
筆墨による本制作後は、表具師と同じ方法で、薄美濃紙で裏張り(裏打ち)補強を行います。これは、紙の強靭さを増強すると共に、白紙を増し張りすることで本紙の裏から明るさを加えることを目的としています。
ドウサと地塗り、本制作・落款、乾燥、裏打ちと全工程は延べ3日間かけます。
こうして出来上がった作品を、マットに固定した上で、デッサン縁と呼ばれる額縁に装着します。額縁には割れにくいアクリルガラスを使用しています。
現代ではほとんど描かれることのない水墨肖像画を、お手軽な価格で制作します。ぜひお試しください。
■油絵は顔料を画面に固着させるための結合剤に油を用います。亜麻の種子から作られるリンシード油、ケシの種子から作られるポピー油などの固化する性質を利用します。
歴史はフランドルの画家ファン・アイク兄弟が、技術を確立して500年と意外に新しいのですが、その扱いやすさのために最も普及した絵画技法となりました。
油は粘着性があるために本当の細密描写には向きませんが、その特徴は表現の巾が広いことです。
絵具の色数の多さ、色調の変化(グラデーション)や、ぼかし・薄塗り・厚塗り・艶出し・艶消しといった表現が容易で、固まりかけるまでは手直しも自在。立体感や描いた対象の背後に手を回せるような三次元空間を感じさせることもできます。
このため、ルネッサンス期以後バロック、ロココ、新古典派、ロマン派の画家たちの主要な画法となりました。さらに1840年頃、『写真技術』と『チューブ入り油絵具』が相次いで発明されたこと、やや遅れて一世を風靡した『ジャポニズム(日本趣味)』の影響によって、印象主義が開花。 油絵は現代美術のさまざまな潮流までも生み出すことになります。
絵具もキャンバスも『大量生産による工業製品』が広く普及した結果、専門的な修練を積まなくとも油絵を描くことが可能となりました。けれども50年、100年と変質しない油絵肖像画を描くことは、実は容易なことではありません。
間違いのない基底材を確立した上で、化学変化の起きやすい絵具や人体に有害な顔料を避けること。亀裂・剥落のない結合剤や下地を選び、半乾きの絵具の上に重ね塗りをせず、ベタつきも生まない描画法、そして保存方法を熟知するには手仕事の長い経験を要します。
■肖像ドットコムでは、どうしても代替品を得られないシルバー白(鉛白)を除き、そのほかの人体に有害な絵具と耐久性に劣る絵具をすべて排除しました。一般に広く用いられているカドミウムも硫化水銀も使用しません。
乾燥が速く亀裂を誘発しないリンシード油を結合剤に用いた絵具を厳選し、耐久性・耐光性に優れたキナクリドン赤、ニッケル黄、コバルト青、ビリジャン、オキサイド緑、黄オーカー、赤オーカー、バーントシェンナー、マルス黒、シルバー白を用いることにより、変退色がなく堅牢で美しい肖像画をお届けします。
■肖像画芸術におきましては像主に似せることが第一の優先事項ですが、写真そのままの再現(写真のような均質な絵肌)ではなく、絵画らしさを大切にしたいと考えております。
絵は、光学機器を通した写真技術だけでは済まされないものです。またいかに科学技術が発達しようとも、AI(人工知能)が作り出せるものでもありません。それはその時代と環境と民族に育まれた人間の、目と手と精神が描き出すものであり、何より描き手の心がこもっていなければなりません。
肖像ドットコムでは肖像画における『心象を通したリアリズム』表現を目指しています。
■キャンバスの画面は、厚塗りです。
柔らかい筆で描かれた油絵は筆触がそのまま残っています。それが油絵具の重量感と物質感を見るものに伝えます。
もちろん筆触を消すことは可能です。たとえば、滑らかに仕上げられた彫刻作品のように、表面を撫で付けることによって、フラットでつるつるなマチエールを簡単に得ることができます。しかし、筆触を消してしまうと、画家の思考の道筋を、試行錯誤の痕跡を、格闘の証拠をも消してしまうことになります。私の肖像画ではこのような立場を取りません。
一方、筆触が残された絵画作品は、書道作品と同じような効果を残します。書道作品においては、書かれた文章の意味を考えたり、形や配置の妙、気韻といったものを楽しむのとは別に、鑑賞者が作者の筆跡・筆順をたどることができます。一画、二画、三画、…とたどっていくと、作者の呼吸、間合いまで感じ取ることができます。
同様に絵画の筆跡・筆触を残すことによって、作者の息吹や制作のリズムまで感じることができるというのは、絵画鑑賞の醍醐味のひとつではないでしょうか。
■肖像ドットコムだけのサービス
油絵具はゆっくりと乾燥するため、作品完成後最低1年間は保護ワニスを塗ることができません。それ以前では絵具が乾燥収縮して動くために、上から塗られる速乾性のワニスが付いていけず、亀裂が入ってしまいます。亀裂が入ったワニスは保護膜の役目を果たしませんので、除去し再塗布することが必要となります。
ただし、保護ワニスをかけていない場合でも、作品の安全性が損なわれることがほとんどないというのは事実です。作品に損傷を与える要素としては、虫の糞やごみ、ほこり、強い硫黄ガスなどが考えられますが、作品は密閉した額縁に収まっていますのでこうした危険に遭遇する可能性はほとんどありません。このため、1~2ヶ月の短納期で作品を発送する肖像画制作サイトでは保護ワニスをかけていないのが普通です。
肖像ドットコムでは、、作品をお受け取り後1年以上たちましたら、保護ワニス塗布のサービスをいたします。その際、壁から外して梱包するご面倒と片道の配送料金とをご負担いただきますが、ご希望に応じまして何年後でも対応いたします。
■卵黄テンペラとは、“赤土・黄土・緑土などの天然顔料と卵の黄身を混ぜて作られた絵の具”で描く絵画技術であり、油絵が完成される1000年以上前から存在していました。
絵画技術としてのテンペラ画は、ルネッサンス以降油彩画に主役の座を明け渡してしまいました。けれども、ヨーロッパの教会や美術館で中世の宗教画を目にするとき、当時の色彩をそのままに伝えているのは、油絵よりもテンペラ画である場合が多いです。
テンペラ画制作では、堅牢な板やパネルに麻布を糊付けし、地塗りをした画面に描画します。完成後は画面を保護する仕上げワニスが必ず施されます。このような状態で保存されてきたテンペラ画は大変堅牢で、耐久性・耐水性共に油絵具をはるかにしのぎます。また顔料を包み込む膜が油絵の様に厚くないため発色も大変優れています。
さらに、背景を純金箔の鏡面仕上げにすることもできます。薄く延ばされた24金で画面を覆うと、肖像画は内側から光を発するように見えます。吸い込まれるような黄金背景は、腐食しない純金の性質さながらに、時間を超えた感覚をもたらしてくれます。
■卵黄テンペラ画は水溶性の絵具(卵の黄身+色粉・顔料)で描きますので、油絵のような厚塗りができない、という特徴(欠点)があります。
古えのヨーロッパ人が手仕事のわざを、天上世界に相応しいものに高めるために考え出したのは、極細の筆で『ハッチング』と呼ばれる線描を数千回繰り返して絵肌を作るという絵画技法でした。
この手間のかかるハッチング技法を巧みに施すことによって、中世の画家たちの絵画表現は驚くべき深みと軽やかさに達しています。
■卵黄テンペラ画のもう一つの特徴は、描く以外の前後の作業が多いこと。このことは価格に影響するため難点となります。
以下に、その工程をざっと紹介します。
1.基底材の製作と地塗り
木枠とシナベニヤを貼り合わせてパネルを作り、ミルクカゼイン塗料による目止めと防虫処理を行います。これに麻布を貼り、同じく目止めをしてから石灰または石膏を塗り重ねて、白色の下地を作ります。
2.本制作(描画・彩色)、または黄金背景作りと本制作
通常のテンペラ画ではここから緑土で地塗りをして、本制作に移ります。しかし、黄金背景テンペラ画では、金箔を押すための堅く完全に平滑な下地を作らなければなりません。そのためにまず石膏塗りを10回ほど繰り返し、かなりの厚みになってから鉄板で研ぎ出します。ーこれが終わると、膠水に溶いた赤色の箔下砥の粉(とのこ)を塗布して磨きます。こうして下地が完成したあと金箔を押し、メノウ棒で磨き出して、黄金背景が完成。その後、はじめて描画・彩色作業に入ります。
3.防カビ、防虫対策 および 画面保護
卵黄を結合剤(顔料を固着させるための糊)とするテンペラ絵具は、有毒な顔料を完全に排除していますので、ゴキブリの好物と化します。さらに多湿な日本ではカビが大変生えやすいので対策が必要となります。虫もカビもつきにくい油絵の場合は、作品を完成後、画面保護がなされないケースが多いのですが、テンペラ画では十分な乾燥後の、目止めと保護ワニス塗布が必須の作業です。
このように作品を制作するための、パネル制作、地塗り、箔置き、絵具作り、画面保護にいたるまで一切が、画家の手作業となります。「市販品のキャンバスと油絵具ですぐに制作」という手軽さが、テンペラでは存在しない、これがテンペラ画家の少ない理由であり、テンペラ画が高価な理由です。
古典技法を確立するために、アルブレヒト・デューラー(1471-1528)の「祈る手」、ピエロ・デラ・フランチェスカ(1415-92)の「聖母子と聖人たち」、カルロ・クリヴェッリ(1430-95)の「アレキサンドリアのカテリーナ」、アンドリュー・ワイエス(1917-2009)の「編んだ髪」の再現模写を行いました。
線描きを好む私が、美術学校で「ハッチングによる人体デッサンとテンペラ画」に出会ったことは邂逅の様な驚きで、以来、現代世界でテンペラを極めたただ一人の画家、アンドリュー・ワイエスに私淑し、ルネッサンスの巨匠の作品を見るため数度渡欧し、アトリエに戻っては研究を重ねました。彼らの作品の根底には厳然と存在する真実がありました。
■ルネッサンス芸術を見ると痛切に感じられるのですが、“絵は決してただリアルなだけの(写真のような)もの”ではありません。 それらはレンズの眼を通した“現象”を写し取るものではなく、それぞれが独自の個性を際立たせる精神の結晶でした。作品の中には芸術家の爪痕がそこここに見られます。
爪痕とは隠しようのない描き癖です。それは、絵肌であり、線であり、色であり、構成であり、何気ない背景の描写であったりします。ときには素人っぽいような下手な描写があったりします。しかし、必ず芸術家はある企てをもくろんでいます。彼らは誰もカメラの目に甘んじているわけではないのです。
現代世界には、純粋な卵黄テンペラによって肖像画を描く画家がほとんどいません。けれども私が古えの画家たちと同じ伝統的で純粋な「卵黄テンペラ肖像画」にこだわりる理由は、油絵よりも古いものであるにもかかわらず、それらはずっと明るく鮮やかで、堅固で、清らかな美しさを保ち続けているからです。手間のかかる古い手仕事の中には可能性が残されています。手仕事の集積の中に芸術の鍵は潜んでいます。
水墨画も油彩画もテンペラ画も、強靭な生命力を持ちます。
額縁も同じように、これに見合うだけのだけの耐久性が必要です。もしもこの額縁が、虫のつきやすい材料だったりしたら最悪です。害虫は徐々にキャンバスをも食い荒らしてしまいます。
また、排気ガスなどの濃い硫化ガスが、絵に直接当たると絵具を変色させてしまうのですが、額縁は有毒ガスを遮断してくれます。同時に、ホコリやタバコのヤニ、さらにはハエなどが絵につくことも防ぎます。
こうした保存のための目的の他に、絵を引き立てるという大切な役割があります。
額縁のシックなデザインはお部屋の雰囲気を高めてくれます。
肖像画用の額縁については、『厳選した工房・メーカー品』のラインナップの中から肖像画はめ込み画像を数種類お作りしますので、あなたの一番気に入った額縁をお選びいただけます。
【箱には、差し箱とタトウ箱を使用】
作品は、常時掛け放しにし続けるわけではなく、掛け替えたり、一時保管したり、時には譲渡のために移動したりすることがあります。
額縁を保管する際には縦置きが正解ですが、かぶせ箱ですとフタが開いて不都合です。このためかぶせ箱は廃除し、黄袋+差し箱またはタトウ箱の仕様に統一いたしました。
上品な黄袋に、差し箱またはタトウ箱という組み合わせは、スタイリッシュで贈り物用にも最適です。
額縁をご自分で手配したい場合は額なしをお選びください。
額装した場合のサイズは縦横共に15~20cm大きくなります。
上記は額縁代、消費税、送料込みの価格です。
※リストにないサイズはご相談ください。
高級額縁付。
額装した場合のサイズは縦横共に15~20cm大きくなります。
上記は額縁代、消費税、送料込みの価格です。
※リストにないサイズはご相談ください。
高級額縁付。
額装した場合のサイズは縦横共に15~20cm大きくなります。
上記は額縁代、消費税、送料込みの価格です。
※リストにないサイズはご相談ください。
※ご予算に応じまして額縁を最高級仕様に変更することも可能です。
最高級仕様では、老舗工房において最高級の素材とデザインで手作りされます。金地の部分にはすべて純金箔・24金(古美装飾の下地も含めて)を使用しています。上品な黄袋付きの箱は頑丈な化粧箱/タトウ(布貼り仕上げ)です。別途、お見積もりとなります。どうぞお問い合わせください。
肖像画制作は、お客様の希望する技法に合わせて最適な表現を追及しています。お値段によって描画の質が変わることはありません。ご依頼費用が高価な順に、テンペラ画>油絵>水墨画 となりますが、これは制作に要する時間と素材の違いによるものです。
お顔が綺麗に写った写真を 送るだけ!!
ご注文のための最も大切なステップが、肖像画のための適切な写真を準備することです。お顔ができるだけ大きく綺麗に写った写真を1枚以上ご用意ください。
古い写真を使う場合でも、より鮮明な写真を選択することが大変に重要です。はっきり写っていない写真ですとリアルな作品や良い肖像画にすることが難しくなります。
新たに写真を撮る際にフラッシュを焚くことはお奨めしません。人物全体に強い光が当たるため立体感のない映像になってしまいます。フラッシュでなく斜め上からの自然光か照明でしたら、立体感のある美しいポートレートになります。
2名様の別々の写真から、合成して1枚の肖像画に仕上げることも可能です。その場合は、できるだけ同じ方向から光が当たったものをお選びください。
ご不明な点はお問い合わせください。
現像済みのお写真の場合にはアトリエまで郵送をお願いいたします。
デジカメの画像の場合は、加工をせずにそのままのサイズで送信してください。お問い合わせフォームからでも、通常のメールに添付する形でも結構です。メインとなる写真以外に数枚送って頂きますとお人柄や体格の参考となります。
送っていただいた写真を合成加工後『仕上がり予想図』を作成して返信します。
お見積もり金額も合わせてお知らせしますので、お値段・構図・納期をご確認ください。この時点でキャンセルなさっても一切費用はかかりませんので、ご安心ください。
メールでの打合せが終了しましたら肖像画の本制作がスタートします。
制作期間
テンペラ画の場合は、完成して後1ヶ月乾燥させてから、仕上げワニスを塗布します。このため制作期間は長めとなりますが、仕上がり状況は乾燥前の早い時期に確認していただけます。(※テンペラ・油絵いずれも、修正がある場合は若干長くかかります。)
完成度の高い作品に仕上がりましたら、あなただけが見られる『完成作品のページ』のURLを送りますので、クリックしてご確認ください。肖像画の出来栄えにご満足いただけた場合には、ご承認の旨をメール連絡いただきます。
修正希望がありましたらメールでご連絡ください。詳細につきましては必要に応じて、電話でもご確認させていただきます。
修正後、再度完成画像ページのURLを送信します。
完成画像にご満足いただけましたらご連絡ください。
お受け取り希望日の確認が出来ましたら、
お受け取り後どうしても気になる箇所があるという場合にはご連絡ください。できる限り対応させていただきます。
修正のための料金はかかりませんが、返送する際の片道料金のみご負担をお願いいたします。また納期は順延になりますのでご了承ください。
最下段の お問い合わせフォーム から写真データを送信してください。ご本名も住所も不要です。構図を決め、額縁と写真を構成して返信いたします。参考の見積価格も添付します。
お試しサービスは無料のサービスですのでご安心ください。こちらからご請求したりご契約をお薦めするようなことはありません。またもし後日、正式にお申し込みされる際に、別の写真に替わっても大丈夫ですし、あとでゆっくりお気に入りの額縁を選ぶこともできます。
作品が完成に近づきましたら、専用ページのアドレスをメールでお送りしますので、1クリックで仕上がり状態を確認できます。
メーカーを訪問し、材質をチェックし手に取って選んだ高級額縁の中から、ご希望の額を選んでいただきます。
高価なテンペラ肖像画には、別途お見積りとなりますが、最高級の額縁をお選びいただくことも可能です。古美(ふるび;古色塗装)を含めて、金地の部分はすべて純金箔(24金)を使用しています。(30年のビフォー・アフターを実見していますが、純金箔は輝きが不変です。)
細心の注意を払って制作しますが、仕上がりには、あなただけのこだわりがあるかもしれません。ご遠慮なくお知らせください。丁寧に修正を施し、再度専用ページにてご確認いただきます。
万が一、絵具の変色、虫食い、剥落など肖像画に何らかの異常が見られた場合にはご連絡ください。制作者の責任範囲内と認められる場合には、無償修復もしくは返品等の対応をいたします。
(※落とす・押えるなど何らかの圧力をかけて生じた破損や、直射日光に長期間さらした場合の変色、また納品後の額縁の破損等は対象外となり、有償での対応となります。)
テンペラ画と油絵の裏には絵画組成に関するデータを貼付します。これは、制作年、絵具・溶剤の成分、下地の種類など制作時の基礎資料で、オリジナル作品の証明ともなります。またご子孫の代になってから破損があったときなど、後世の修復のための資料にもなります。
油絵具はゆっくりと固まるため完成後1年はワニス塗りが出来ません。もちろん、作品は密閉された額縁に入れてお届けしますので、虫の糞やゴミがついたり、硫黄ガスに触れたりする危険はありません。ですから画面保護のためのワニスの必要性はそれほど高くはありませんが、ご希望の方には、片道送料のご負担のみでワニス仕上げをいたします。
その際、光沢ワニス塗りを使用しているために艶が出ることをご了解ください。艶消しワニス(蜜蝋を添加している)は画面保護力が不十分であるため、光沢ワニスのみを採用しています。
お疲れ様です。 製作に没頭されているところ、急かしてしまったようで こちらこそ申し訳ありませんでした。
完成作品、拝見しました。 高野先生の、暖かみのある生き生きとした筆遣いが パソコン上の画像からも、十分に感じられます。 普段では見られないような、穏やかで優しい両親の笑顔、 見ているこちらまで、つい釣られて笑顔になってしまいました。
こんなに自然で素敵な表情に描いていただけたこと、大変感謝しております。 加筆修正はなしで、どうぞこのまま額装してください。
つきましては送付先ですが、下記の妹宅へお願いします。
時間指定が可能ならば夜間で。 業者はヤマト運輸が望ましいとのことです。
7/5~6必着は、どうか厳守でお願いします。
受け取り後、開梱して絵を確認次第、 即日、指定口座へ振り込みます。
それでは、高野先生渾身の一作にお目にかかるのを楽しみにしております。
おはようございます。 大変、お世話になりました。
昨夜遅く、妹より絵画到着の連絡を受けまして、 昨日のうちに、指定口座へ代金を振り込みました。 恐らく今日の朝には、入金されていると思いますので どうぞご確認くださいませ。
開梱した妹も大絶賛で、特に父の表情には感心することしきりでした。 高野先生には、厳しい時間的制約にも関わらず、 精魂込めて筆を奮っていただきまして、感謝の言葉もありません。 本当にありがとうございました。 兄弟を代表して、お礼申し上げます。
つきましては、HPへの掲載依頼の件ですが、 快くお引き受けしようと思います。 両親の笑顔が、枯れ木も山の賑わいとなれば幸いです。
高野先生のますますのご活躍とご発展を、 心よりお祈り申し上げます。
感謝を込めて。
肖像ドットコムをご訪問下さりありがとうございます。肖像画家の高野です。ご質問・ご要望は以下のフォームにご記入ください。お問合せ内容を確認次第ご連絡します。投稿例をご参考に、気軽にお問合わせください。
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