【時空を超えて~歴代肖像画1千年】
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アンナ・フォン・クレーフェの肖像画
(ルーブル美術館蔵)
作品名: アンナ・フォン・クレーフェの肖像画 短気な王は品定めのために自らの渡海を望んだのだが、相手は王族であり、さすがにこれははばかられた。 王の信頼厚い宮廷画家ホルバインは特使に随行し、各地で花嫁候補の肖像画を制作した。中世版のお見合い写真である。 その中の一つである本作品はヘンリーの気に入るところとなり、彼女を4番目の正妻として迎えるのである。 |
本作品に関するエッセイはこちら ⇒ https://www.shouzou.com/mag/mag22.html
ヘンリー8世(34才)の肖像 (部分)ミニチュア画 1525年 ルーカス・ホーレンブート作 ウィンザー城 王立コレクション キャサリンとの仲は良かったが男の世継ぎがなく関係が冷めた。 |
最初の妻キャサリン・オブ・アラゴン(40才)の肖像(部分) 1525年 ホーレンブート作 英バクルー公爵コレクション メアリー1世を生んだが男子がなく24年間の結婚は無効とされた。 |
ヘンリー8世(40才)の肖像 (部分)1531年 ヨース・ファン・クレーフェ作 ローマ教会と絶縁してまで先妻との離婚を断行。大恋愛の上、黒い瞳のアン・ブーリンと結ばれたが、飽きるのも早くかった。 |
アン・ブーリン(25才)の肖像(部分)ミニチュア画 1426年頃 寿像。ホーレンブート作 バクルー公爵コレクション 流産したアンは姦通の罪を押し付けられ、 ロンドン塔で斬首。 |
ヘンリー8世(45才)の肖像 (部分)1537年 ホルバイン作 ティッセン・ボルネミッサ美術館 |
3番目の妻ジェーン・シーモア の肖像 1537年 ホルバイン作 ウィーン美術史美術館 エドワード6世を出産後、12日目に死去 |
ヘンリー8世(48才)の肖像 (部分)1540年 ホルバイン作 ローマ国立絵画館 脚を患い後半生は肥満化の一途。 |
4番目の妻。英語読みでクレーブのアンと呼ばれる。1540年に結婚したが、6ヶ月後に離縁された。 |
アンナ・フォン・クレーフェ の肖像(部分)作者不詳 クレーフェで発注されたと思われる。 |
アンナ・フォン・クレーフェの肖像(部分)作者不詳 中年期の肖像画で、記録に書かれた通りの鼻の高さが特徴的。 |
ヘンリー8世(51才)の肖像 (部分)1542年 ホルバイン又は工房作 ヒーヴァー城(ケント) |
5番目の妻キャサリン・ハワード ミニチュア画 ホルベイン作 ウィンザー城王立コレクション 1541年 ホルベイン作 小柄で自由奔放な女性。不貞の罪で斬首。 |
ヘンリー8世(53才)の肖像(部分)1545年 コルネリス・マサイス作 エングレーヴィング版画 国立肖像画博物館(ロンドン) |
6番目の妻となるキャサリン・パーの肖像(部分) ミニチュア画 ホーレンブート作 ヘンリーとの結婚以前に二人の夫と死別。著作もある聡明な女性。 |