【時空を超えて~歴代肖像画1千年】
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チンチョン伯爵夫人の妹
マリア・ルイサ・デ・ボルボン・イ・バリャブリーガの肖像画
(ウフィツィ美術館蔵)
作品名: マリア・ルイサ・デ・ボルボン・イ・バリャブリーガの肖像 1797年新国王カルロス4世と王妃の命により、17才に成長していた姉マリア・テレサが時の宰相マヌエル・ゴドイと結婚したことで、ドン・ルイス親王の家族の運命は好転する。 一家はブルボンの家名を回復し居住や移動の制限を解かれ、手厚い年金を受けられるようになった。 1800年になると長男ルイス・マリアは枢機卿に任じられた。 これらの新しい門出を記念するため、ルイス・マリア枢機卿と次女のマリア・ルイサの肖像画制作が、 父のお気に入りの画家だったゴヤに依頼された。 長女マリア・テレサの肖像画は、懐妊のお祝いとして夫マヌエル・ゴドイからゴヤに発注された。 |
本作品に関するエッセイはこちら ⇒ https://www.shouzou.com/mag/mag24.html
〈参考図〉チンチョン伯爵夫人
マリア・テレサ・デ・ボルボン・イ・バリャブリーガの肖像
(マドリード・プラド美術館蔵)
姉 マリア・テレサ・ホセファ |
妹 マリア・ルイサ・フェルナンダ |
1783年 マリア・テレサ・ホセファ 3才 |
1784年 マリア・ルイサ・フェルナンダ 1才 |
父 ドン・ルイス・アントニオ・デ・ボルボン・イ・ファルネシオ |
母 マリア・テレサ・デ・バリャブリーガ・イ・ロサス |
マリア・ルイサ・フェルナンダ53才。サン・フェルナンド・デ・キロガ公爵夫人。 |
サン・フェルナンド・デ・キロガ公爵。公爵・公爵夫人像共に、1833年ラファエル・テゲオ作。 |
兄 ルイス・マリア枢機卿、姉 マヌエル・ゴドイ夫人マリア・テレサ、そして マリア・ルイサの肖像は、亡き父ドン・ルイスのボアディージャ・デル・モンテ宮に掛けられた。