■南仏モンペリエ郊外の美術イベント
2003年のこと、楮紙に下地処理を施し、さらに土性顔料で地塗りしたものを数百枚準備した私は、単身フランスに向かいました。
南仏モンペリエ郊外のテーランでは、友人の日本人画家に、美術イベントへの参加を設定してもらい、肖像画を集中的に描くことが出来ました。
■北西部ブルターニュのグロワ島のギャラリー制作
フランスのブルターニュ地方に滞在したのは、翌年の春です。イギリスに近いためか、南仏とは大分人種が異なります。
港町ロリヨンから海を隔てたグロワ島にラ・ギャラリーという小さな画廊があり、ヴァカンスの期間中、ここをスタジオとして肖像画制作をしました。
■パリの美術館前広場での街頭制作
パリでの肖像画制作は、ポンピドーセンター前で行いました。ここはモンマルトルと並ぶ芸術家のメッカになりつつあります。
パリの街頭でイーゼルを広げ、持参した硯で墨を磨っていると目を留めてくださる観光客がいます。当地では洋紙にコンテで描くデッサン画が普通ですので、水墨画を描くものは誰もいません。
私の水墨肖像画は、帰国までに18ヶ国のお客様の手に渡っていきました。
ヨーロッパ、アフリカ、北米、南米、アジア、オセアニアへと散らばって行った作品たち。人種を超えたコレクションが少しずつ広がっていきます。
画家と対面しながら描かれる肖像画は、2020年〇月〇日〇時からの数時間における、あなたの息遣いまでも刻印したお姿であり、あなたと画家が同じ空間で協力して一枚の作品を創り上げたという、ドキュメンタリーの記録となります。
多忙な画家がもし、助手や外注業者に描かせたとしても、あなたにはわかりません。けれども画家がご自宅にお伺いする出張制作でしたら、注文者のあなたが作者を知らないことはありえません。
昔日においては王侯や貴族が、近代でも富豪が子孫のために行う慣習の一部でした。
「写真を送ったら肖像画になって戻ってきた」というようなレディメイド感覚とは、一味違った対面式制作の醍醐味は、あなたにとって忘れられない貴重な体験となるでしょう。
せっかく画家と知り合うのですから、制作についてまたは美術一般について、遠慮なくお尋ねください。丁寧にお答えいたします。
東京、神奈川全域交通費は無料です。それ以外の地域でも、全国出張いたしますので、どうぞ無料見積もりをご請求くださいませ。
これは、絵の具・溶剤の成分、下地の種類など制作時の基礎資料で、オリジナル作品の品質証明ともなります。後世において修復が必要になった場合、修復作業の手がかりとなる大切なものです。
絵画組成データまでつけている専門画家は業界に多くはありません。どうぞ裏面をご確認ください。
制作で生じる廃棄物・ごみは一切残しません。ご用意いただくのは絵を描くためのスペースと、あなたと画家の座るイスだけです。
※東京・神奈川近郊でしたら代金は大きくは変わりません。遠方の場合は交通費の差額をお見積りいたします。(見積無料)
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